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日常茶飯事とお仕事と

自宅PCの抜本的改革を検討中(秋以降で!)

自宅PCがそろそろ限界です。Windows11も動きません!ww。2013年夏、転職する前に「給料が劇的に上がるどころか多分横ばいに、下手すりゃ下降線になりそうなので、今のうちに買っておこう」とセットアップしたのが今のPC。既存のケースに、PCデポで6万円ほどで売られていた、マザーボードとCPU、メモリーのセットを入れ、電源も新しくしたのが今のPCの土台です。CPUはIntel Core i7 4770。自分的には「CPUは良いモノを買っておいたほうが長く使える」が持論なので。最高クラスとは言いませんが、Core i7を選びました。
 
それから11年。CPUはまだCore i7 4770のまま使い続けています。マザーボードは調子が悪くなったので数年前に買い換え(といってもヤフオクで中古のものを購入)。グラフィックカードは2回買い換えて、現在GeForce RTX 3060を使っています。ストレージも大半をSSDに入れ替えました。ただ、恐らくCPUがボトルネックになり、グラフィック性能がフルに出ていませんし、大量に作っているゲーム「原神」の動画編集などのエンコード時間、消費電力も馬鹿にならない状況です。
 
というわけで、そろそろマザーボードからごそっと買い換えかと。まずは今(2024年4月)のCPUの性能を見てみました。比較情報は「PC自由帳」を使わせてもらいます。

pcfreebook.com

現在のCPUと購入候補CPUの比較

現在のCore i7のスコアを見てみます。

Core i7 4770のスコア

7,000点……。一覧でもかなり下位の方ですね。そりゃもう発売されてから11年が経過するCPUですから仕方ありません。個人的にはCPUが8万円以上というのはちょっと無理なので、その下あたりに位置する Core i7 14700KF(グラフィック機能無し) 周辺の性能を見てみます。

Core i7 14700 周辺のスコア

スコアは53,482。今使っているCore i7 47700の7倍以上。すごいですね。これで値段は65,000円前後。ただ、CPUの世代が余りに違うためマザーボードやメモリーから全てごっそり買い換えになるので、実際に掛かる費用はこの価格に4~5万円以上を足したものになります。

次に、以前だったら全く候補にはしていなかった、Core i5を見てみます。値段は4万円後半~5万円台で手に入りそうな Core i5 14600KF で確認。

Core i5 14600KF 周辺のスコア

スコアは38,546。これでも今のスコア7,000に比べれば5倍以上……。ということは、予算重視であればCore i5でも十分導入メリットありますね。どうしたものか。

モリーマザーボードの買い換え

CPUをこの世代差で買い換えるとなると、CPUソケットの形状からメモリーから全部買い換えです。メモリーですが、Intel Core i7の場合、対応する規格は「DDR5-5600/5200/4800/4400」。32GB(16GB x2)の場合、DDR5-4800でだいたい13,000円~16,000円ぐらい。

マザーボードは、CPUソケットが「LGA1700」で、チップセットは「Z790、H770、B760、Z690、H670、B660、H610」のいずれかになるようです。ATXサイズのものだと、安い物で18,000円ほど。だいたい2万円前後というところのようですね。

CPUが7万円とすると、総額で12万円弱、ぐらいが想定されるコストになりそうです。

出来合いのPCを買った方が安くないか?

そうなると、たまにWeb広告などが出てくるマウスコンピューターなどのゲーミングPCと銘打っているものを買った方が、いろいろ安定して良いのでは?という気がしてきました。というわけで、マウスコンピューターの通販限定ブランド NEXTGEARの、13万円台のものを見てみることにします。

mouse computer NEXTGEARのサイト

見てみると、CPUはAMDRyzen 5、グラフィックカードGeForce RTX 4060でメモリーは16GBという構成のようです。グラフィックカードが4060ってのが豪勢ですね。これだけで価格のほとんどを食い潰しているのではないかと。では、久しく手を出していないAMDのCPU、Ryzen 5 4500を、先ほどのPC自由帳の比較表で見てみましょうか。

AMD Ryzen 5 4500周辺のスコア

Ryzen 5 4500自体のスコアは 15,944点。Core i5とかに比べると1/3。それでも今私が使っているCore i7 4770Kに比べれば倍のスコアですが、今の世代としてはエントリーモデルという扱いのようですね。CPU単体の価格も14,000円前後とお手頃です。

実際のところ、今私が使っている Core i7 4770 と、GeForce RTX 3060とかでも、なんなら昨年までGeForce GTX960使ってたぐらいで、それでも原神やらAPEX Legendsやらは問題無く動いています。ですので、ゲームメインのエントリークラスで価格を抑えるとなれば、CPUの性能はそこまで考えずにグラフィック全振りというのは十分ありなのですね(下記の動画は、実際に Core i7+GeForce RTX 3060でプレイしたAPEX Legendsの様子です)。

youtu.be

しかし、動画編集やら、この先また7年8年、10年と使う事を考えると……このクラスのCPUでは力不足に思います。では、CPUをCore i5Core i7にしたゲーミングPCを見てみると……だいたい19万~30万弱ぐらいの価格帯なんですね。悩ましいところです。今の、2005年頃から使っているケースの中身を12万円で入れ替えるか、19万円弱ぐらいで外側からごっそり買うか(ただ、そうすると今使っているPCをお古として子供に回すことも可能……)。

もう1つの線として、CPU性能重視でビジネス用のBTOパソコンを買い、今使っているGeForce RTX 3060をそこに載せるという方向もありますね。それならば、マウスコンピューターCore i5 14400を使ったミニタワーモデルがセールで129,800円。

マウスコンピューターの一般用モデル(Core i5 14400)

また、ドスパラの一般用モデルなら、14万円でCore i7 14700も選べました。

ドスパラの一般用モデル(Core i7 14700)

ただ、電源だけは強化しないといけないので、ここに1~2万円ぐらい載せる必要がありますし、メモリーもできれば後々16GB付け足したいところですが。どうやら、この「一般用PCを買って、グラフィックカードだけ現行のものを追加。今使っているPCは一般用PCとして子供に回す」が正解な気がしてきました。
 
この方向で考えてみます。

Windowsアプリが32bitか64bitか判定する方法

Windowsで動く、実行形式のファイル、拡張子が「.exe」になっている、いわゆる「アプリ」ですが、アプリが作られた際の方式(アーキテクチャ)の違いにより、32bitアプリや64bitアプリといった種類が存在します。しかし、Windows Explorerで見ても、デスクトップなどのアイコンを見ても、それが32bitか64bitかは判断できません。

ここでは、アプリ自体の中身を調べて32bitか64bitかを判断する方法の一例を紹介します。なお、詳しいツールの使い方などについての説明は行いません。ある程度、プログラム開発やシステム開発などに携わってIT系の知識がある人を前提とさせていただきます。

バイナリーエディタでPEヘッダーを見る

実行形式ファイル(以下EXEファイルと略記)をバイナリーエディタで確認すると、ファイルの冒頭、アドレスにして「0x100~0x200」のあたりに、「50 45」で始まるブロックがあります。ASCII表示だと「P E」となるこの部分、ファイルの特徴等について記述されたPEヘッダー*1と呼ばれるエリアです。この「P E」のすぐうしろを見てください。この部分が下記のどちらかで、32bit、64bitの判定が可能です。

  • 4C 01 …… 32bitアプリケーション
  • 64 86 …… 64bitアプリケーション
64bitアプリケーション「Diablo IV」のPEヘッダー部分

(無理矢理)テキストエディターで見る

バイナリーエディターを使った方法を紹介しましたが、少々無理矢理ではあるものの、テキストエディターを使っても同様の事ができます。下図は、32bitアプリケーションである「Excel.exe」を、Windows標準のメモ帳で開いてみたところです。上の方に「PE」という文字があり、その後ろに「L」と書かれています。この部分の文字で、以下のように判別が可能です。

  • 「PE・・L」…… 32bitアプリケーション
  • 「PE・・d」…… 64bitアプリケーション
32bitアプリケーション「Excel」をメモ帳で開いたところ

冒頭に書いたDiablo IVの場合と同じように、バイナリーエディターで見た様子は下記の通り。右の「Decoded Text」のところが「PE・・L」になっているのが分かるかと思います。

32bitアプリケーション「Excel」をバイナリーエディターで開いたところ

判別に使っている情報の正体

この判別に使っている「PE」という文字に連なる「4C 01」や「64 86」といった情報の正体ですが、WindowsのEXEファイルに含まれる「PEヘッダー」と呼ばれる情報のうち「IMAGE_FILE_MACHINE」と呼ばれる、EXEファイルが動くコンピューターの種類を指定する情報です。これはマイクロソフトによってルールが定められており、今巷に出回っているIntelAMDといったメーカーのCPU以外にも、様々なCPUで動くコンピューターに対応できるよう、いろんな種類が定義されています。以下に一例を示します。

IMAGE_FILE定数の種類(抜粋)
  • IMAGE_FILE_MACHINE_I386インテル/AMD 32bit CPU用) …… 0x014C
  • IMAGE_FILE_MACHINE_AMND64(インテル/AMD 64bit CPU用)…… 0x8664
  • IMAGE_FILE_MACHINE_ARM(ARM製CPU用)…… 0x01C0
  • IMAGE_FILE_MACHINE_POWERPC(古いApple社CPU用)…… 0x01F0
  • IMAGE_FILE_MACHINE_R4000(MIPS R4000用)…… 0x0166

詳しくは、下記サイトに列挙されています。
learn.microsoft.com

上記の「IMAGE_FILE_MACHINE_I386」の値「014C」を見て、冒頭に書いた『32bitならば「4C 01」』と違うじゃないかと思われるかもしれません。これは、コンピューターの中にはデータの上位桁と下位桁を交換して保持する「リトルエンディアン」と呼ばれる方式のものがあるためです。Windowsなどが動いている、市販のパソコンで使われるインテルAMD社のCPUは、このリトルエンディアン方式を採用しており、データを書き込んだり取り扱ったりする際に1バイト(16進数ならば2桁分)ずつ、上下を入れ替えて保存します。そのため、Windowsなどで使われているEXEファイルの中身も、値を保存する部分についは上下が逆転した形で保存されており、マイクロソフトのルールでは「01 4C」であっても、実際のファイルの中身は「4C 01」になっています。

参考情報

Win32 API IMAGE_FILE_HEADER構造体

ファイル情報を取得するAPIで扱う構造体の定義情報です。この中のメンバー「Machine」の内容が、前述の「IMAGE_FILE_MACHINE……」になります。
learn.microsoft.com

IMAGE_FILE_MACHINEイメージファイルマシン定数

learn.microsoft.com

アーキテクチャ判別ツール(HEROUSE PE Header Reader)

こういうツールを作って下さっている方もいらっしゃいます。お手軽に調べるならこういうものを使うのも手です。
www.vector.co.jp

*1:PE: Portable Executable の略

Amazonアソシエイトで税に関する設定を行う(税務情報の入力)

Amazonアフィリエイトシステム「Amazonアソシエイト」の自分用ページを開いたところ、画面上部に「遅延によって支払が滞らないようにしましょう …… プライマリアカウントの所有者は、税務情報の入力を完了する必要があります。」という表示が現れました。Google AdSenseYoutubeでもおなじような税関連の設定があったので、まーた海外の税務情報や、日本に在住していることを示す資料を取り寄せる必要があるのかとおもったら……簡単な入力で問題無さそうです。念のためこちらに書いておきます。

税務情報を送信する、を押す

「税務情報を送信する」というボタンを押すと、下図のような入力フォームが表示されるので、これを埋めるだけです。私は個人で、趣味でブログと広告掲載をやっているだけなので、下記のように入力しました。

Amazonアソシエイト/税務情報の入力画面
  • あなた又は貴社の税務上の形態は何ですか? …… 個人
  • 税務上の正式名称を入力してください …… 本名(漢字で)
  • 定住所 …… 表示されているものが住所として間違い無いか確認
  • 私の郵送先住所は…… …… チェックON
  • 税務上の居住地国/地域を選択します …… 日本
  • 貴社またはあなたは適格請求書発行事業者(インボイス発行事業者)の登録番号をもっていますか?…… いいえ
  • 貴社またはあなたは消費税の課税事業者ですか?…… いいえ

最後に、グレーの背景色になっている欄の署名というところに名前を。また、日付のところが入力日になっていることを確認し、送信ボタンを押すと下図のような表示が行われ、「インタビューを終了」ボタンで完了です。

最後の表示に「源泉徴収率」というのが有るのを見て、ふと思ったのですが……Amazonからの支払でも源泉徴収されることがあるんですね。どうやら、月の支払が12万円を超えると源泉徴収され、アフィリエイト収入を確定申告する際には、源泉徴収額をe-taxなどの入力時にきちんと入力しないと、多重で税を取られるようで。まぁ……無縁な世界ですが。その辺、きちんとしてるんだな……というのがよく分かりました。