うちは、ネガフィルムが大量にある家でした。というわけで、1998年頃にフィルムスキャナ(当時はSCSI接続)を購入して実家からフィルムを回収し、スキャンして電子化するのがかれこれ20年越しのライフワークとなっています。フィルムスキャナーもここ10年でコニカミノルタのDimageScan DualIVに変更。この機材のためにIEEE1394接続端子をPCに用意しています(機種自体はすでに販売終了。これが壊れたら全く別のモノを買わないといけない)。
上図は昨日スキャンした、1984年に家族で北海道に行ったときの写真です。阿寒湖の民宿「ぎんれい」に宿泊、翌朝出発する場面です。フィルム自体が大分劣化しているため、このように色褪せてしまって色が綺麗に出ないものなどもあります。ネガは特に長期保管を意識して保存されていたわけではなく、現像したあとに入れられるスリーブに収めたまま、袋や箱に入れて保存されていました。なので、フィルム自体の保存場所や空気へのふれ具合などで状態はまちまち。それを都度都度直していくのも、大変ですけれど面白い作業です。
この作業、以下のような流れでやっています。
- フィルムをスキャンする。レタッチ状況を判りやすくするために画像形式は無圧縮のTIFF。
- ネガをコクヨのコクヨ アルバム ネガアルバム B4 両面ポケット 青 ア-202Bに保管。
- 画像をPhotoshop Elementsでレタッチして画像データを保存(最高画質のJPEGファイル。1ファイル2~3MB程度)。データ保管先はいったん自宅PCのNAS。
- GeoSetterで画像に位置情報と撮影年月を設定する(これが結構大変)。
- 画像をネガ単位でFlickrのアルバムに保存。
ところが……レタッチやスキャン処理自体の作業、やればやるほど習熟して上手になっていくので、一度スキャンしても過去のものをもう一度調整したくなったりと、エンドレス作業に陥っています。まずい。いったん終わらせないと……。ということで、ネガを収めるフォルダーが足りなくなったので追加購入します。