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日常茶飯事とお仕事と

さようなら文教堂

株価は猛烈に騰がっている関東の書店「文教堂」ですが、近くの地域にある店舗は今ひとつ。というか劣化が進んでます。

以前は2階建てで2階がマンガや参考書、専門書、ラノベ、1階は普通の書籍や雑誌だったのですが、2回が文具コーナーになりました。「安い」が売りのようにしていますが、正直格安感は無し。ぶっちゃけ付近にあるスーパーで買った方が安いものも多く、子どもが居る主婦などはノートなどの文房具はスーパーで買っている状態。

そして先日、残っていた書店としての1階も縮小し、半分がレンタルDVDショップに。ゲオです。ゲオと文教堂は2005年から提携関係を結んでいたようなので、それ自体はアリなのですが、狭い店舗の半分をゲオに。その時点でもう色々書店としては終わっています。下の写真はゲオが入る作業中の店内。人が通れないような状況でもそのまま営業。店員は顧客そっちのけで作業や移動などを行っているという状態でした。

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オンラインショップも多用する自分ですが、やはり、なんだかんだ言って手にとって見て、買うということの方が多かったので非常に残念です。

ここ数年文教堂と付き合ってきて思ったことを書いておきます。

新刊が無い

これはゲオが半分を占めるようになってからですが、1週間前に出たマンガがもう並んでない。ってか棚にも無い。

www.backyrd.net

上記のリンクで書いていた「アオイホノオ」の新刊が有るかと思って行ってみたらありませんでした。というか14巻まで出ているのに7巻までしか無い。こうなるともうオンラインに流れますよ。わざわざマンガを取り寄せとかいまどきやりません。

そのほか、どちらかというと青年向け漫画雑誌掲載のものはことごとく無くなってる感じでした。周囲の客層に合わせたのかも知れませんが、そうなると我々はもう想定顧客じゃないのでさようならです。

本の状態が悪い

平たく言うと背表紙が焼けてます。新品なのに。長く売れてない漫画や本など、帯の部分と帯が無い部分で日焼けの度合いが違うくらい。これはひどいです。直射日光が当たるわけでは無い店舗なので、完全に照明やけですね。天井が格段高いわけでもない店舗で天井近くまで棚を伸ばしたら、当然最上段にある本は蛍光灯の直撃です。

小さい街の個人経営店ってわけじゃないんだから、その辺はもうすこし気を遣うべきでしょう。

再入荷されない

シリーズものの途中が抜けてても1年以上そのままでした。ひどいものです。その途中巻だけ買い損ねていたので待っていたのですが入荷しませんでした。最初から新しいモノを入れる気が無かったのかも知れません。


なんにせよ書店としては申し訳ないけれどあまりおつきあいを続けていくことは無いでしょう。10年近く利用させてもらいましたが、さようならです。ありがとうございました。

ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店

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