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日常茶飯事とお仕事と

管理と信頼と

ちょっと思うところがあったのでメモっておく。

管理と信頼

別物ですよね。管理対象が必然的に信頼出来る対象になり得るか、というと、それは分からない。だから、上司、部下の関係に信頼関係が生じるのは関係が確定してから、ではなく、その後のやりとりを通してです。

部下なんだから信頼しろ?バカ言わないでください。自分で選んだ部下ならまだしも、決められた部下を信頼できるかどうか、信頼できる仲間に仕上げられるかどうかは時間と上司の作戦次第です。

信頼と管理と

管理する側の立場を信頼できるかどうかは、立場の違いがあるので完全に相互信頼に至るかどうかは不定です。特に、経営サイドと雇われ側、となった場合、雇われる側の絶対的不利はあるので(もちろん法的に守られている部分はありますが、最初の一撃を受けたなら、それは受け止めてダメージを受ける必要があります。回避できるのは2発目からです)、自衛は必須です。それに対して「自分たちを信じられないのか?」という問いかけをされても立場上即答は困難となります。それくらいはご理解頂きたく。

だから、勤務時間や「実際の」勤務時間、作業内容について綿密な記録を取るのは自衛という観点上でも必須です。もちろんそれが業務の妨げになっては本末転倒ですから、自分の業務の中で使える形での記録を取るという方式で対処する必要がありますが。

上司の言い分 部下の言い分 (角川SSC新書)

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こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)

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