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日常茶飯事とお仕事と

DEP(データ実行防止機能)とPAE(物理アドレス拡張)

Xeon E5420を2基、メモリを16GB搭載したサーバーでメモリ利用に関して調べているわけですが、DEPとPAEの関係についてややこしいのでまとめておきます。間違ってたらごめんなさい。まじめに調査していてここにたどり着いた人も、一度は自分で調べてみてください。

  • DEPがハードウェア的にONになっていると、Windows上では強制的にPAEもONになる。
  • DEPがハードウェア的にOFFになっていれば、PAEの設定はboot.iniに従う。
  • Windowsの機能でソフトウェアDEPがONになっていても、それはPAE設定には影響しない(boot.iniの記述に従う)。

ということで、Xeon E5420はCPUがDEP対応しているので、BIOSで設定をOFFにしてやらない限りはPAEは強制的にON。その代わり、一旦OFFにしてしまえばメモリを16GB搭載していようが、タスクマネージャやシステムプロパティで表示されるメモリ量は3GBほどになる。

ところで、なんで3GBなんだろう?

DEP機能をサポートするCPUについては、下記のサイトで比較表を見れば判りやすい。

Intel Product Comparison Charts
http://compare.intel.com/PCC/intro.aspx?iid=processors_body+resources_pcc