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日常茶飯事とお仕事と

東京タワー〜浅草へ:浅草

東京タワーからは、面倒だったのでタクシーで浅草の雷門前へ。3000円ほどで到達。浅草での目的は、23年前に食べた天丼を再度食べること。当時、ウチはあまり天丼という食べ物を食べていなかった。その状態で食べた、おそらく当時でも2000円は超えていたと思われる天丼、エビしか見えない、なんじゃこりゃ?というインパクトが忘れられず、もう一度アレを食べよう、ということで両親と新しい家族で出かけた訳。

正直、店の名前も忘れていたし、Webで事前に調べようにも天丼屋はたくさんあって判らない。ただ、雷門のある表通りからはそう遠くなかった、という記憶だけを頼りにタクシーに乗ったのだが、なんと、雷門のとなりの店「三定」をみて「あ、あれだ、アレアレ。定って字が入ってたのは覚えてる!」ということで即発見。タクシーを降りるなり店の入り口をくぐる。

二階のようなところにあがったのは覚えているが、なんと4階くらいまで階段で上がらされた。こんなに広い店舗だっけ?と思いながら、さすがに20年も経てば店も変わるだろう、と互いに納得しながら階段を。挙がったところで10分ほど待つと、座敷に案内された。

で、その時点で嫌な雰囲気。テーブルに座っているが、まだ何も出ていない人が居る。こちらも座るが、後から座った二人にだけお茶が出てこちらは放置。どうも、担当の女性(おばさん、って歳)がパニックになっているようだ。新人か?

その後、呼びつけてなんとかお茶は出てきたが、子供を含めて5人のところ、4つだけ。箸に至っては2つだけ...。となりのテーブルの夫婦がトホホ顔でこちらを見てる。

ダメ店員に頼んでもダメなので、着物を着ているベテランらしき女性に声をかけると、箸と、子供用の水を持ってきてくれた。対応がプロだ..。しかし、次に注文を取りに来た女性(違う人)は、ものすごい形相でこちらを見ながらオーダーを聞く。「えーと、特上てんど..」「エビとかき揚げです!」「じゃそれを3つと、上天丼を..」「魚とエビとかき揚げです!」「(内容なんて聞いてないんだけど...)それを1つ、以下の天ぷら単品を1つ、それから、ビール..」その時点でスタスタと歩み去ってしまった。ビール...。

結局、また着物の女性にビールを注文。対応がプロだ...。パニックの女性は、着物の女性にきつく何か言われている。新人なのだろうか?そんな観察をしていると、まずはイカの天ぷらを。これは娘にやるつもりだったのだが、すんげぇうまそう!。衣がぱりっとしている。娘がかじると、せんべいのようにバリバリ音がする! そのくせ、イカは柔らかい...。うーん、天ぷらだけでいくつか頼んでビールを飲みたい気分。続いて特上天丼と、上天丼が。特上天丼はお重に入っている。エビが3匹とかき揚げ。上天丼はキスとエビとかき揚げ。おいしい。最近、天丼なんて油がきつくて食べられないと思っていたのだが、これだったらいくらでも食べられそう。

というわけで、対応は非常に残念だったが、食事は非常に満足して席を立った。ただ、幸い、座敷の端のテーブルだったからよかったが、中央あたりだったら喫煙者のとなりになる可能性があったのがちょっと残念。そろそろ分煙してもよさそうなものなのに。今度来たときは、煙の中で食べることになるかもしれない、と思うとちょっと足が遠のくかも。

味がいいのに残念。

ちなみに、

  • 特上天丼: 2,310円
  • 上天丼: 1,575円
  • イカ(単品): 735円
  • ビール(瓶): 578円

締めて、子供含む5人で9,818円。なんともリッチな昼食でした。