misc.log

日常茶飯事とお仕事と

おでかけネット

チケットの受け取りに手間取った。というのも、まず、新大阪駅には大きく3つの有人チケット売り場がある。JR東海のみどりの窓口、JR西日本の窓口、そしてTiS。で、一番最初に目に付くのがTiS。ここは会社としてはJRではないので、JRがネット販売しているチケットの受け取りはできない。そのことを伝える張り紙が店内にあるのだが、そこには「5489サービスの受け取りは3Fの窓口です」とある。まずここで1つ。JR西日本のチケット予約ページの名称は、冒頭に書いたとおり、おでかけネット。だが、チケット販売サービスは、その中の「5489(ごよやく)サービス」となるのだ。
知るかそんなこと。
たしかにおでかけネットはチケット販売だけではなく、車両検索や状況表示などの機能もあり、総合的な旅行サービスだ。しかし、そこを訪れる人間の大半は、チケットをネット予約するためなんじゃないのか?いきなりネット予約のところだけ名称を変えるなよ。
だいたい、

  • おでかけネットページのトップに「会員入会無料」と大きく記載されている
  • 5489サービスの利用には会員登録が必須と記載されている

という状況から、

  • 「おでかけネットのチケット予約」は会員登録が必要

という結論にいきついてしまった場合、チケット予約システム、「5489サービス」の名前は顧客にとって何の意味もない...。ま、それはいいや。Webページのセンスの問題だ。
で、TiSでは受け取れないと気づいた人間は、そこから上の階に上がる。そうして目に飛び込むのは、「JR東海」の窓口。そしてその奥には「山陽新幹線のチケットはこちら」とかかれた「JR西日本」の窓口。このとき、ほしいチケットは予約してカードで決済まで完了している「新大阪⇒新横浜」のチケット。どっちだ?行き先は明らかに東京方面。JR西日本のチケット売り場を見ると、状況表示も山陽新幹線のもののみ。
これはこっちだよな。予約チケットの受け取りはこちら、とも書いてあるし>JR東海。というわけで、JR東海の窓口に並ぶこと数分。自分の番が来ると、窓口のお姉さんは「番号をどうぞ」「へ?」。確かJR東日本の「えきネット」での予約では、カードだけを渡せば、カードから予約情報を引っ張ってきてくれる。それ、やってくれないの?というと、「エクスプレスカードはありますか?」「へ?」それは確か、安く早くチケットが買えると最近宣伝しているあれね。違うって。「違う、インターネットで予約する...」「あ、えきネットですか?」「そうそう、それ系のやつ(←えきネットではない)」「少々お待ちください」。待つこと数分。お姉さんは残念そうな顔をして戻ってくる。「申し訳ないのですが、大阪ではえきネットの受け取りはできません」「えぇぇぇ?ほら、JR西日本のホームページのあれですよ」「あ、西日本ですか?でしたらこの奥の...」「(それをはよ言え!)」
とまぁ、東海の窓口のお姉さんは、西日本のネット予約よりも先に東日本のが思いついたようで、こちらもずいぶん待たされた。結局、山陽新幹線、と書いてある窓口だったが、おでかけネットの予約チケットは受け取れるそうだ。その後、さらに数分並んでやっとチケットを手に入れた。すでに新幹線の発車まで30分。あわてて食事を取り、列車に乗り込んだ。

しかしまぁ、JR側が地域分割されているとはいえ、乗客にとってそれはたいした問題ではない。だが、管轄がどうだ、という制約で、ずいぶんと振り回されてしまった。おまけに、予約システムの呼称ですら、あちらの都合で一本化されていない。なんとかならんのか...。